大磯町高麗の曽根田眞二氏(66)が11月30日に行われる同町長選へ無所属で出馬することを表明した。同氏は9月6日に当紙の取材に応え、「現町政は町民目線に立っていないのではないのか。人口減少と高齢化が進む中、観光で日本一を目指すことが果たして必要なのか」との疑問を投げかけ、「子どもの貧困率や格差の広がりを是正し、絆のある町づくりを目指したい」と話した。
政策としては【1】教育子育て【2】健康福祉【3】環境防災【4】行財政改革の4つを提唱。教育政策については町教育委員長を務めた経験から、中学校給食の実施・無償化など義務教育にかかる保護者負担の軽減、教職員OBらの登用による教育支援員の増員、児童保育の拡充などを挙げた。
健康福祉面では、減額措置が進められている火葬料の全額補助復活、一人暮らし高齢者らを対象にしたごみ戸別収集の実施などを主張。行財政改革としては補助金などの全面見直し、ワークシェアの活用による正規町職員の採用抑制などを掲げた。
同氏は1948年に福井県で生まれ、早稲田大学卒業後に日本電信電話公社(現NTT)へ入社。以降、40年間同社に勤務する。その間、総務省や国土交通省・環境省などの中央省庁や自治体を担当。2010年3月から町教育委員を務め、12年10月から13年9月までは同委員長を務めている。
同町長選には現職の中崎久雄町長が再選を目指すことをすでに表明している(9月9日起稿)。
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