中井町の新町長に就任した 杉山 祐一さん 中井町久所在住 60歳
住み続けたいと思える町に
○…11月9日に実施された中井町長選挙で初当選し、14日から町政の新たなかじ取り役を務める。選挙戦を振り返っての感想を「精一杯やって、支援者の皆さんの力のもとで当選を果たすことができました。公約達成に向け、ひしひしと重責を感じています」と話す。就任早々、各種団体からの代表や町内外の有識者らで構成される町民会議の発足に向けたヒアリングを開始。子育て支援や空き家対策、観光政策、企業誘致による雇用対策などに一体的に取り組むことで定住促進政策へと結び付けていきたいという。
〇…生まれも育ちも中井町。子どもの頃は「ガキ大将ではなかったが、活発な子どもだった」と振り返る。中学時代はバスケット部に所属。「野球部へ入部しようと思っていたのですが、うっかり間違えてバスケット部に入部届を出してしまった」と苦笑する。小田原高校へ進学した以降もそのままバスケットボールを続け、関東大会までコマを進めたことも。大学卒業後は一時、中井町から離れてサラリーマン生活をした経験も。その後、前町長や地元県議の選挙を手伝う途上で「中井町の町議選に出てみないか」と推され、48歳の時に初当選。以降、町議を3期務め、平成23年からの2年間は町議会議長としての職責も果たした。「2期目までは議会内の最年少で、サラリーマン出身者はほとんどいなかった。父親が町議を4期務めたことも政治を志すきっかけになったのかもしれません」
○…2人の娘さんの良き父親としての顔も持つ。「(サザエさんの)マスオさんでも構わないので家を継いでほしいのですが、どうなりますか」。趣味は「下手だけど」との前置き付きでゴルフ。町議時代は回数だけはこなしてきたと笑う。「公約通りの町政を行い、住んでみたい、住み続けたいと町民の皆さんに思っていただける中井町にしていきたいですね」と、新町長としての思いを語った。
|
|
|
|
|
|