神奈川県生活交通確保対策地域協議会に対し、中井町と神奈川中央交通(株)、(株)湘南神奈交バスが乗合バス路線の退出等意向申出などを提出したことを受け12月、同協議会に「湘南・県西地域分科会」が設置された。
同協議会は乗合バスの廃止や減便などの意向申し出に対し、地域への影響や生活交通を確保する代替策があるかなどを事前に協議する会。平成14年2月の道路運送法改正に伴い乗合バス事業への新規参入や不採算路線からの撤退は原則自由化されているが、地域にとって重要な交通手段の確保方策について市町村・県・国・バス事業者が任意で協議するために平成13年6月に設置された。具体的な対策は各地域の分科会で協議。分科会構成員は国・県・関係市町村の交通関係担当者、該当バス会社で、今回立ち上がった湘南・県西地域分科会には中井町・二宮町・大井町・秦野市・小田原市が関係している。
今回神奈川中央交通(株)が提出した申出は、二31系統二宮駅南口〜高尾線の比奈窪〜高尾区間における路線廃止((株)湘南神奈交バスも路線廃止申出)、秦94・95系統秦野駅南口〈上井ノ口/グリーンテク中井経由〉〜日立システムズ線の藤沢〜日立システムズ区間における路線廃止、秦15系統秦野駅〈震生湖経由〉〜比奈窪・万年橋線の今川町〜本境区間における減便。中井町はこれに伴い、本境〜才戸区間で生活交通確保方策の変更申出を提出した。
分科会では該当地域の現況やバスの利用状況、利用者減少は何が要因かなど情報を集め方策を検討する。開催日程は未定だが、申出が承認され、路線廃止等の申請が運輸局から許可されれば、来年3月に路線廃止と減便が実行される。
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