平塚市美術館 美人画で伝える100年 明治・大正・昭和の名品62点
平塚市美術館(西八幡1の3の3)は「京都市美術館名品展 美人画の100年」を6月7日まで開催している。
京都市美術館の名品が集められた同展。古代から普遍的な女性の美しさを描き出すことをテーマに表現されてきた女性像が、変動する社会の中で多様化する様子を、明治、大正、昭和の作品62点から垣間見る。
名品展では美人画を通して、国家主義や家父長制度への反発、女性の自立といった社会の動きや、和装から洋装へのファッションの流行の変遷など、時代の雰囲気を感じ取ってもらう。
目玉作品は、上村松園(1875〜1949年)の『晴日』(1941年)。上村松園は明治初期から活躍する女性画家で、いち早く社会進出を果たした女性という視点でも作品を見ることができる。
同館担当者は「着物の柄や着方、髪型、身に着けたものなどから時代ごとの女性像を、ファッション誌を見るような感覚で楽しんでほしい」と話し、「作品や時代背景に関する知識がなくても楽しめる展覧会になっています」と観覧を呼びかける。
5月9日(土)、23日(土)には、学芸員によるギャラリートークも行われる。午後2時〜2時40分。要観覧券。観覧料金は一般800円、高校・大学生は500円。中学生以下、高校生(毎週土曜日)、65歳で平塚市民の人は無料。開館は午前9時半〜午後5時(入場は午後4時半まで)。月曜休館。問い合わせは同館【電話】0463・35・2111。
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