二宮町は、町外に住んでいる子・孫世帯が転入して親・祖父母世帯と同居または近居する場合、住宅の取得やリフォームにかかる費用の一部を補助する同居・近居推進事業を始めた。6月から申請を受け付けている。
住宅取得は上限80万円
二宮町外在住の子・孫世帯が町内の親・祖父母世帯と同居または近居するために家を新築する際や、中古住宅・マンションを購入する場合は80万円を上限に補助金を交付する(募集予定件数8件)。同居するための住宅改修には最大50万円を支給する(同2件)。
また、同居・近居にともなう賃貸住宅への引っ越し運搬費用についても補助を行う。交付額は上限10万円(同6件)。子・孫世帯と親・祖父母世帯が町外から同時に賃貸住宅へ引っ越しして同居・近居するケースには、どちらか一世帯に補助金を出す。
交付対象となる親・祖父母世帯は全員が65歳以上で、(子・孫世帯と同時に賃貸住宅へ引っ越してくる場合を除いて)1年以上二宮町に住んでいる世帯。子・孫世帯は全員が55歳以下で、町外に1年以上居住していること。
補助金交付後は町内に5年以上住むことが条件。5年以内に居住しなくなった場合は補助対象者の死亡などといった特別な事情を除き、補助金を返還する。
高齢者見守る
国の地方創生交付金を活用した同事業は予算総額800万円。子や孫が同居・近居することにより高齢者の見守りや若い世代の定住を進めていくことを目指す。
町健康長寿課によると6月18日現在、住宅取得に2件、賃貸住宅への引っ越しに1件の申請があるという。希望者は補助金適用申請書などの書類を町へ提出する。事前審査、交付申請、交付決定などの手続きを経て補助金の交付を受ける。
交付対象や申請方法などに関する詳しい要綱は町ホームページで公開。町役場1階の健康長寿課窓口で閲覧することもできる。問い合わせは同課【電話】0463・71・3311。
大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|