今年の湘南しらすの漁獲量が「安定しない状況」だという。
しらすの禁漁は1月から3月まで。今年は3月11日に解禁されたが、台風などの影響で相模湾全体で高波が続き、例年漁が盛んになる7月であっても月の半分ほどしか出港できなかった船もあったという。
8月に入ると波が落ち着く日が続くようになったが、「今年はしらすの動きが読みにくい。例年1日獲れる日があれば、そこから1週間ほど獲れる日が続くが、今年はそれが難しい。しかもその理由が分からないのが厳しい」と県しらす船曳網漁業連絡協議会会長の杉山武さんは頭を悩ませる。
一方、加工作業は好調で、平塚市内の各しらす船では作業が連日進められている。
杉山さんの丸八丸では、日の出から漁を始め、獲れたしらすは、沖漬け用のものと分け、専用のクーラーボックスに入れ陸まで運ぶ。運んだしらすはその日のうちに釜揚げ作業に回される。特別な保存料などは使わず、味付けは塩のみ。「味付けの仕方は船によって違う。食べ比べをしても面白い」と杉山さん。
「今年もそれぞれの船が美味しいしらすを用意している。是非味わってほしい。生しらすは漁次第のため問合せを」と話す。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|