神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

大磯高校SF研究部 全国1位の脚本賞 映画甲子園に入選 

教育

公開:2015年12月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
SF研究部の部員と顧問
SF研究部の部員と顧問

 大磯高校SF研究部が制作した映画『街中アンケート』が、自主制作映画のコンペティション「高校生のためのeiga worldcup 2015」(NPO法人映画甲子園主催)の自由部門で最優秀脚本賞を受賞した。

 映画の甲子園と称される同コンペには全国の高校から自由部門72作品の応募があった。同部のシリアス劇『街中アンケート』はベスト17作品として入選。企画・脚本・美術・撮影・音楽・編集・演技・監督の各部門賞があり、脚本部門で全国1位に選ばれた。

 11月22日に都内の青山学院講堂で最終審査発表と表彰式が行われた。審査員から、二転三転する巧みな展開や社会性を含んだ内容が高い評価を受けた。

 「持ったことのない力を手にした時、追い詰められた人間はどんな行動をするだろう」。齋藤旭飛(あさひ)さんのそんな思いを出発点に、大里玲奈さんが脚本を書いた。未成年者の犯罪やDV(ドメスティックバイオレンス)といった要素を盛り込んだ、主人公の高校生の内面や過去があらわになっていくストーリー。

 コンペ参加校のなかにはカメラや編集機材が充実している学校もあるそうだが、同部は家庭用のビデオカメラを使って夏休みに撮影した。監督と役者、カメラ、編集係も務めた大里さんは舞台である学校生活を「明るい雰囲気とは反対の重いトーンで描くことを意識した」と話す。秘めた過去を持つ主人公を演じた山本なつきさんは「監督の思い通りに演技することに集中した」と振り返る。

 顧問の渡辺伶教諭は「日頃からいろいろな視点で物事を見ることを大切にしている。部員各自がアイデアを持ち寄ってよく話し合い、互いに高め合う姿勢が最優秀脚本賞受賞という実を結んだのだと思う」と話した。

 作品はインターネットで公開されている。

大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

アンジェが全国3位

二宮町ダンススタジオ

アンジェが全国3位

コンクールに落語で挑戦

4月26日

「盲導犬すごい」の先へ

二宮在住板嶌さん

「盲導犬すごい」の先へ

共生社会 考える機会に

4月26日

絵本で地元の魅力発信

大磯中学校

絵本で地元の魅力発信

生徒有志が図書館に寄贈

4月19日

新名物に「高麗キムチ」

大磯町

新名物に「高麗キムチ」

地名から縁広げ商品化

4月19日

大磯在住 勝倉さん世界V

障害者プロサーファー

大磯在住 勝倉さん世界V

グランドチャンピオン目指す

4月12日

コロナ経て秘仏開帳

大磯町慶覚院

コロナ経て秘仏開帳

稚児行列も実施

4月12日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook