おおいそオープンガーデンホーム運営委員会の会長を務める 大倉 祥子さん 大磯町生沢在住 63歳
草花愛でる歓び共有
○…新緑が映える季節。大磯町の散策をより楽しめるイベントがある。個人宅や店舗・事業所の庭、花壇、玄関周りの寄せ植えなどを一般公開する「大磯オープンガーデン」が、4月22日(金)〜24日(日)と5月13日(金)〜15日(日)の日程で開催される。回を追うごとに参加軒数が増え、11回目の今年は109カ所。「参加して下さるお宅とそのご近所の方たちの協力があって実現できます」と話す。
○…オープンガーデン開催に初回から携わる。町商工会企画部会メンバーだった時、商工会の取り組みとして開始。竹や花で制作したオブジェを大磯駅前に飾った。「照ヶ崎海岸やこゆるぎの浜など大磯の風景を表現しました」。草花が彩るまちづくりを目指し、園芸好きな仲間と大磯ガーデニング倶楽部を2006年に発足。商工会や同倶楽部、町観光協会などが連携し、おおいそオープンガーデンホーム運営委員会を組織した。各方面へ協力依頼に回り、パンフレットに工夫を凝らすなどしてイベントを拡充。昨年、永嶌前会長から委員会を引き継いだ。
○…オープンガーデンで早朝から花殻を摘み、自宅前を掃除するのは、参加者だけに限らないという。「周りの家もきれいにしています。参加箇所の10倍位は素敵なお庭があると思います」。家族の介護の合間を縫って観賞に訪れる人。近所の住民同士や来町者で弾む会話。庭づくりに励む人も見る人も一緒に花や緑を楽しめることが、ガーデニングの醍醐味だと語る。
○…「ガーデニング好きな人は大抵、親がそうだったみたい」。子どもの頃、冬場は家の中にしまったアロエの葉にスカートの裾が引っかかったそう。夫婦ともに一級建築士。事務所の芝庭の木々と草花をそれぞれ担当する。正月の寄せ植えは、そばに生えているアオキやパンパスグラスなどを材料にこしらえた。「庭はつくり始めて10年経つとぐっと良くなって、お金もかからなくなります」
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