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大磯町 観光、子育てなどに注力 2016〜20年度総合計画を策定

政治

公開:2016年5月27日

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 大磯町は、まちづくりの指針となる第四次総合計画後期基本計画を策定した。「観光による魅力づくり」「笑顔の子育てまちづくり」「交流によるしごとづくり」「多世代による地域づくり」を重点プロジェクトに位置付け、交流・定住人口の安定化を図る。

 第四次総合計画は、2006年度から20年度までの15年間を前期・中期・後期に分けて取り組みを進めている。後期基本計画は、最終期間となる16年度から20年度が対象となる。町は基本計画を基に予算を振り分け、3年間の実施計画として1年ごとの見直しを加えながら実行に着手する。

 観光面では、町を訪れる観光客数を2014年度の85万8千人から100万人に増加させる目標を掲げた。政財界人が邸宅を構えた歴史的、文化的な地域資源を生かした観光振興や、漁業を中心とした第1次産業の活性化による6次産業化の推進、広域的な自転車ネットワークによる回遊性の向上などを推進していく。

 子育てでは、0歳から14歳の人口比率について14年の12・2%を維持する。妊娠から子育てまでの支援を充実させるため、東海大学医学部付属大磯病院の産科再開を目指した取り組みや、就労を希望する子育て世代への保育サービス、地域の人材を活用した子育てや放課後の居場所づくり、ICT(情報通信技術)教育の推進による特色ある教育環境の整備を目指す。

 交流・仕事では、夜間人口に対する昼間人口の比率を2010年度の77・4%から80%に引き上げる。地域産業の活性に向けた創業支援や担い手不足の事業に対する新規就業、後継者の育成に取り組み、仕事の場を生み出すことで就労者数の増加につなげる。

 地域づくりでは、2008年度の町民アンケートで「町内に住み続けたい」という割合が88%だったのに対して14年度は81・8%だったことを受け、08年度の水準まで引き上げる目標値を設定。多世代による新たなコミュニティづくりによって地域主体のまちづくりモデルを進めるほか、年代別に健康づくりのサポートや医療体制の確保を図る。公共交通機関の利便性向上や生活排水対策による水質保全、道路・公共施設などのバリアフリー化による生活環境の改善にも取り組む。

人口目標 20年に3万3千人

 総合計画でまとめた人口増減では、ピークを迎えた11年の3万3068人から減少を続け、15年には3万2413人と05年以降で最低を記録。20年には3万2千人を割り込むと推計した人口を、3万3千人まで増加させるとした。

 町が重点的に行うべき施策を聞いたアンケートでは、町民の上位回答が自然環境の保護(30・9%)、高齢者福祉の充実(27・8%)、保健・医療の充実(24・4%)と続いた。転入者では子育て支援の充実と高齢者福祉の充実が共に25・9%、次いで自然環境の保護が25・4%だった。

 総合計画は、町ホームページから見ることができる。問い合わせは大磯町政策課【電話】0463・61・4100。

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