25年前の沖縄土産トックリラン成長
二宮町の森礼子さん(81)宅で、庭に植えられたトックリランが開花を迎えようとしている。花をつけるのは数十年に1度といわれ、森さんは「どんな花が咲くのか、とても楽しみ」と話している。
森さんは25年前に沖縄を旅行した際、高さ10cmほどのトックリランを購入した。名称の由来でもある徳利の形状に似た幹の基部が膨れてきたため、鉢植えを諦めて3年前から地植えにしたという。
8月に入ると先端から見たことのない茎が伸び始め、地面からの高さが背丈を超えた。調べてみると、非常に稀ながら花が咲くことが分かった。森さんは「暑い日が続くし、二宮の温暖な気候も合っていたのかしら」と、四半世紀の思い出をかみしめながら開花を心待ちにしている。
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