大磯警察署管内の振り込め詐欺が、昨年を上回るペースで発生していることが同署への取材で分かった。
今年1月から8月8日現在の被害は、大磯町が5件・1250万円で昨年の3件・645万円をすでに上回った。二宮町は4件・593万円で、昨年は7件・3310万円の被害があった。
具体的な手口として、二宮高校や大磯高校などの卒業者名簿を悪用し、息子や孫を装い電話を掛けて金銭を要求するケースが多いという。両町で今年発生した9件のうち、身内をかたった「おれおれ型」は6件を占め、架空請求2件、還付金詐欺が1件だった。
同署は、留守番電話機能を備えた電話機を設置することが被害の防止に有効といい、「電話でお金の話が出たら、絶対に詐欺だと思って警戒してほしい」と呼びかける。管内では、「お金の話は疑って」「信じ込まずにまず相談」「大事な話は顔を見て」「せかす話は慌てず冷静に」の頭文字「おしだせ」を振り込め撲滅のスローガンに掲げ、金融機関などとも連携して啓発にあたっている。
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