中井町の松本幸子さん(33)が、「かながわ感動介護大賞」で優秀賞を受賞した。
介護職に対する「きつい、汚い」といった印象を払しょくしようと、黒岩祐治県知事の肝いりで創設された制度。施設利用者やその家族から介護エピソードを募り、応募者と対象事業所を表彰する。今年で5回目。
松本さんは、中井富士白苑のデイサービスに通う90歳の祖母と職員の会話を題材に選んだ。施設で作ったドーナツを松本さんのために持ち帰ろうとした祖母に、衛生面から食品の持ち出しをとがめた職員が「ドーナツを食べて長生きすることが、お孫さんの一番喜ぶことよ」と言葉をかけたやり取りを紹介。孫を思う祖母と、和顔愛語な職員の姿を優れた文章でまとめた。
松本さんは「祖母も受賞を喜んでくれた。職員の方には、いつもおばあちゃんのために誠意を尽くしてくれてありがとうと伝えたい」と話した。
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