神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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交通栄誉章「緑十字金章」を受章した 山口 武夫さん 大磯町国府本郷在住 73歳

公開:2017年1月27日

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地域の交通安全に献身

 ○…多年にわたる交通安全運動の功績が認められ、交通栄誉章の最高位にあたる緑十字金章を受けた。中郡での金章受章者は3人目で、「地域の皆さんのおかげ」と達成感をかみしめる。20日の表彰式では、活動を支え続けた妻にも感謝状が贈られた。「家族の存在がなければ、これほど長く続けられなかった」と、内助の功に感謝しながら喜びを分かち合った。

 〇…28歳で大磯地区交通安全協会に入会し、交通指導員として交通マナーの啓発に努めた。歩行者信号の遵守を呼びかけたところ、『おかげでバスに乗り遅れた』と怒られたこともある。国道1号線の切通橋交差点では、大磯小学校児童の登校を見守り続けた。あるとき、一緒に指導を行う教職員に「最近の子どもたちは信号は守ってくれるんだけど、あいさつがね」とこぼしたことがある。するとそれ以来、児童から元気の良いあいさつが返ってくるようになったという。「先生が教えてくれたんでしょう。嬉しかったですね」

 〇…15歳のころから自動車整備工場で働き始め、22歳で自社工場を構えた。30歳を前にして、旧吉田茂邸の斜め向かいに移転。設立から50年以上、地域の自動車工場として顧客第一主義を貫く。子どもは娘2人で跡継ぎはいないが「仕事もボランティアも、楽しむことが何より大切ですよ」がモットー。暇さえあれば仲間と温泉に浸かり、日ごろの疲れを洗い流すのが楽しみだ。

 〇…近年は交通指導員の担い手が減り、高齢化も進む。「暑い日も寒い日も続けなきゃいけない大変な活動ですからね。でも、地域の交通安全のためにはなくてはならない存在」と力を込める。指導員の定年である70歳を超えて協会理事に就任した今も、街頭指導の手伝いを行う。「7月は町内の祭りが目白押し。神輿には指導員がつきものだから、毎年忙しいんです」。町民の安全を願い、背筋を伸ばして路上に立つ。

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