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菜の花アートフェスティバルの副実行委員長を務める 片岡 宇一郎さん 二宮町二宮在住 68歳

公開:2017年2月10日

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商店、地域の潤滑油に

 ○…「こう言っちゃなんだけど、サラリーマン時代に培った営業力を生かせたかな」。JR二宮駅周辺の店舗などでアート作品の展示を行う「菜の花アートフェスティバル」の副実行委員長として、関係各所との折衝や、二宮町から財政支援を受けるための補助金申請を担うなど事務方として奔走。JRと交渉して二宮駅構内に告知ポスターを貼る許可も取り付け、「何事もチャレンジしないといけませんね」と満足そうに笑う。

 〇…12日まで行われている「菜の花ウォッチング」からバトンを受ける形で、10日から19日まで商店街をアートで彩る。シャッターの閉まった店が目立つ駅前商店街ににぎわいを呼び込もうと、商店主や作品出展者などの有志で実行委員会を組織。SNSを使った情報発信も活用し、町内外から36組のアーティストが集まった。「初めての試みで人が集まるかどうか不安でしたが、イベントをきっかけに多くの人が町の魅力を感じてくれたら嬉しい」と期待する。

 〇…大学卒業後は、アパレル大手のオンワード樫山に勤めた。商品企画に携わるなかで渡欧を繰り返し、フランスには50回近く訪問。世界に名だたるファッションブランドが集まるパリコレクションで最先端の服飾文化にも触れた。先々のトレンドを見越してライセンス契約を結ぶブランドの販売戦略を立てるなど、日本のファッション文化をけん引する仕事は刺激の連続だったという。

 〇…定年後は、北口通り商店街で100年以上続く実家の呉服店を継いだ。父の代からミセス向けの服飾品販売に業態を変え、地元に愛される店を目指して手ごろな価格帯の商品を提供している。商店街や町内会、ライオンズクラブなどの組織で活動し、まちづくりに力を注ぐ一面も。高齢化や後継者不足による商店街の将来を憂慮することもあるが、「良い商材がお客さんを呼ぶ」をモットーに、駅前の発展を願う。

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