「大磯暮らし、楽しんでいます―――」
横浜市と鎌倉市、箱根町に次ぐ第4の観光地を目指す大磯町は、ブランド戦略の一環として移住・定住を呼びかるフリーペーパー「大磯暮らし」(タブロイド版8ページ)を発行した。
築50年の家を改築して生活している農家と現代美術作家の夫妻をはじめ、地引網グループに所属して海辺の暮らしを楽しむ主婦、地域活動に情熱を注ぐ女性など、6人の町民をインタビュー形式で紹介。町に住むことで得られる地域とのつながりや豊かなライフスタイルを伝えている。
観光関連の団体などで組織する「大磯町新たな観光の核づくり推進協議会」が企画し、年に1回のペースで発行する予定。第1号は「広報おおいそ」の4月号とともに町内に全戸配布するほか、JR大磯駅や小田原厚木道路の大磯パーキングエリア、ふるさと回帰支援センター=東京都千代田区=などに配架。観光キャンペーンなどでも配布する。
町産業観光課は「町に興味を持ち、ゆくゆくは移住を考えてもらうきっかけになれば」と話す。地元町民にも、今まで気が付かなかった町の良さを知ることで郷土への愛着を深めてもらいたいという。
ブランドメッセージロゴデザイン決まる
町はフリーペーパーの発行と合わせ、地域のブランド化推進に向けて町のキャッチコピーとなるブランドメッセージとロゴデザインを発表した。
町内外から応募があった71作品から、ふじさわまさのりさんによる「さあ、大磯で君の物語をはじめよう」が選ばれた。ロゴもふじさわさんのデザインで、事業のキーワードとなる▽自然との共生▽つながり▽文化の継承▽手作り▽地産地消▽歩いて楽しい、など9つの価値観を9色の輪で表現した。
メッセージとロゴは、観光パンフレットなどの印刷物に使用していく。
問い合わせは町産業観光課【電話】0463・61・4100。
大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|