例年と比べて開花が遅れていた桜が、今週初めから次々と満開を迎えた。雨空が一休みした10日は、各地で春の風情を楽しむ人の姿が見られた。
二宮町の吾妻山山頂では、刈り取られた菜の花と入れ替わるように桜が色づいた。芝生の上にレジャーシートを広げてくつろぐグループや、家族で記念写真を撮る人などが束の間の花見を満喫した。
同町の葛川沿いでも、桜並木がようやく見ごろに。夫婦で散歩をしていた70代の女性は「毎年楽しみにしていますが、今年は特に待たされました」と、頭上に広がるピンクのトンネルを嬉しそうに見上げていた。
大磯運動公園に植えられた小彼岸桜は、2004年の植樹以来すくすくと成長。今年も、来園者を出迎えるように開花した。苗を寄贈した齊藤廣昭さん=大磯町=によると、例年と比べて1週間ほど遅めの満開。「それでも、過去1番の花つきでした」と話した。
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