障害や高齢などで災害時に自力での避難が困難な人と健常者を対象に、減災研修と避難訓練が中井町の境コミュニティセンターで14日に行われた。「自分自身と近所の人の安全を図るために、不安を少しでも解消しよう」と町民団体の中井なかまる会が主催。町内全域から約60人が集まった。
火災をテーマにした研修では小田原市消防職員協議会の真壁賢一事務局長らを講師に招き、クイズを交えて予防策や火災発生時の対応などを学んだ。
避難訓練は出火を想定。災害弱者に対するサポートの有無による違いや各自の行動役割、筆談でコミュニケーションをどの程度できるかなども確認した。
訓練後の座談会で参加者から「健常者も車椅子に乗る体験をすれば分かると思う。介助なしで段差を下りるのは怖かった」「集団が異なれば、避難方法も変えなければいけないと実感した」などと感想があった。
講師を務めた同協議会事務局次長の大木直人さんは「障害のある人が主役となる訓練は必要。自助・共助を極めていく上でコミュニティーづくりも欠かせない」とアドバイスした。
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