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二宮町 各地域にみんなの居場所 住民主体の「通いの場」開設

社会

公開:2017年6月23日

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ストレッチで体をほぐす元町北地区の参加者
ストレッチで体をほぐす元町北地区の参加者

 地域の人々が集い、介護予防のための健康づくりやレクリエーション、おしゃべりなどをして交流する「地域の通いの場」が、二宮町で4月にスタートした。自治会や老人クラブのゆめクラブ、地区社協、ボランティアなどが連携し、町内15地区で開催されている。

 これまでの地域ミニ・デイサービスやサロンは要介護認定などの要件や登録制で実施していたのに対し、通いの場は子どもから大人まで誰でも参加できるのが特徴。最初の30分程度は体操を取り入れた健康づくりを行い、その後は各地区独自のプログラムを組んでいる。

 元町北地区では毎週月曜日に防災コミュニティーセンターで通いの場・サロン元北カフェを開催。週ごとに内容を変え、12日は町社協から健康運動指導士を迎えてマッサージや数字のゲームで体と頭の体操を行った。歌の時間に移ると、会場はさながら歌声喫茶に。大正15年生まれという武田恵美子さんは「ここに来るのが楽しみ。生きがいになっている」と笑顔を見せた。

 この日は参加者と手伝いのボランティアなど約50人が集合。地区社協部会の会長を務める佐野健さんは「リーピーターは多い。まだ手探りの状況だが、来た人に喜んでもらえる通いの場を継続していきたい」と話す。

 19日には富士見が丘児童館で富士見が丘・松根地区の通いの場・陽だまりが開かれ、40人以上が集まった。男性の割合も半数近くと高い。

 健康づくり普及委員の指導で体操を行った後、近所に住む声楽家が登場し、アべ・マリアを披露。参加者も一緒に歌声を合わせたり、持ち寄った庭の草花で生け花をしたり、麻雀を楽しむグループや囲碁を打つ人などもいて思い思いに過ごした。保健師や管理栄養士などの資格を持つ参加住民による健康相談も開かれた。

 陽だまり実行委員会の柏原昭彦会長は「現在は月4回平日に開催しており、今後は土日にも開いて子育て世代や子どもたちを交えた世代間の交流を図れるようになれば」と話す。

 通いの場は2地区で準備を進めており、10月から全地区で実施される予定。

「陽だまり」に集う住民
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