長野県高山村と二宮町との地域間交流事業が1日、町内の海岸で行われた。高山村の小学生は、出迎えた同世代の二宮っ子と海遊びなどを体験。地引き網やゲームを通して、束の間の日帰り旅行を楽しんだ。
山間部に位置する高山村が海のある自治体との交流を希望していたことから、県の仲立ちで2001年から二宮町との交流事業が始まった。両町村で訪問団が結成され、毎年夏に互いの地域を訪れている。
高山村からは、小学3年生の児童など94人が3台の観光バスで来町。海岸に到着すると町の小学生や保護者らから歓迎を受け、村田邦子町長は「二宮の海を1日楽しんで」とあいさつした。
地引き網体験では、息を合わせて引き上げた網にサバやイワシなどがかかり、児童は「ぴちぴちしてる」「色がきれい」などと興味深そうに観察していた。高山村の藤澤昊平君(8)は「網がすごく重くて疲れたけど、魚が取れてうれしかった。二宮は海があってうらやましい」と話していた。
昼食後は、二宮町青少年シニアリーダーズクラブと町内中学生のボランティアグループ恵友会がゲームを企画し、両町村の児童が交流を深めた。
8月5日と6日には、二宮町の親子らが1泊2日で高山村を訪問。信州高山まつりや笠岳登山、花火大会などの観光行事を楽しむ。二宮小学校3年の小野崎心美さん(8)は「お祭りが楽しみ。高山でたくさん遊びたい」と笑顔を見せた。
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