大磯町の鳥「アオバト」を紹介する企画展「ようこそアオバト楽会へ」が、大磯町郷土資料館で開かれている。9月3日まで。
長年アオバトの研究を行う野鳥観察会「こまたん」が協力し、過去の研究論文をもとにした紹介パネルと約150点の写真を中心に、アオバトの生態を分かりやすく伝えている。
アオバトは海水を飲むために、5月から11月にかけて照ヶ崎海岸に集団飛来することで知られる。糞に含まれる種子の判定により、標高1000メートル級の丹沢山地から飛来することが分かったという。繁殖期は果実しか食べないため、栄養分や水分の吸収に必要なナトリウムを海水から摂取しているとされる。
会場では、オカリナの音色のようなアオバトの鳴き声を聴くこともできる。埼玉県から訪れた齊藤友里さん(9)は「アオバトの羽が緑に見えるのは目の錯覚だということが分かって面白かった」と話していた。
問い合わせは同館【電話】0463・61・4700。
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