大磯町と姉妹都市提携を結ぶ米国オハイオ州デイトン市に派遣された高校生の渡航報告会が2日、町保健センターで開かれた。
宮川南斗さん(茅ケ崎北陵高校2年)と原桃葉さん(横浜国際高校2年)、平野うららさん(同)の3人は、7月20日から8月3日まで同市に滞在。ホストファミリー宅でのホームステイや観光を通して異文化への理解を深めた。
パイロットになる夢を持つ宮川さんは、ライト兄弟が生まれた同市で航空博物館などを訪問した。市内の空手道場では得意の形も披露し、生徒と交流。「アメリカの子どもはすごく積極的だった。(2週間の渡航で)大きく成長でき、パイロットになりたいという夢も広がった」と報告した。
原さんは、ドライブインシアターや川でのボート漕ぎなどの思い出を楽しそうに振り返った。滞在中にLGBT(レズ・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)に対する米国人の意識を学びたかったといい、同い年のホストシスターから聞いた理解度の高さを受け、「(性的指向を)誰でもオープンにできる社会になってほしい」と話していた。
日本文化を伝えようと書道パフォーマンスを実演した平野さんは、現地の小学生とちぎり絵でふれあった。ホストファミリーが家族の一員として迎えてくれたことがうれしかったといい、「豊かな自然の中で過ごすことができ、貴重な経験になった」と語った。
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