家庭や地域の防火・防災に取り組む大磯町女性防火クラブが14日、町武道館で日頃の活動を公開し、身の回りにある物を利用した応急手当てや非常時の料理レシピなどを紹介した。
部員たちは、タオルやバンダナ、ストッキング、レジ袋などを包帯や三角巾の代わりに使う応急処置を実演。着ているTシャツの首元を引っ張って頭を覆い、目だけを出すように被ると火災の煙や粉じんの吸引を防げることなども伝えた。
「災害時はできるだけ両手を空けて行動しましょう」と、2枚の風呂敷の組み合わせやズボンと紐でできる背負い袋の作り方も指導。段ボール箱を加工した簡易トイレの紹介では、東日本大震災で被災者が実際に使用した事例を伝えた。「新聞紙はトイレの吸収材として利用でき、体に巻き付ければ防寒に役立ちます」といった説明に、見学者は熱心に聞き入っていた。
同クラブの部員は「防災の知識や心得を家族や地域の人にも広めてほしい」と呼びかけた。
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