大磯町消防本部は、2016年に発生した火災や救急通報、救助活動件数などをまとめた。1541人の救急搬送人員のうち65歳以上の搬送が6割を占めるなど、高齢化が救急活動への需要を押し上げている結果が浮き彫りとなった。
同本部の消防年報によると、昨年1年間の救急活動の出場件数は1602件で、前年に比べて30件増えた。搬送人員は同37人の増加で1541人となり、年齢区分別では高齢者が983人(63・8%)で同45人の増加。成人433人(28・1%)、新生児と乳幼児、少年の125人(8・1%)と比べると際立つ多さだ。
火災減少も被害額10倍
火災件数は前年より1件少ない8件にとどまり、死者はゼロだった。一方、火災の損害額は2730万円で昨年の247万円を大きく上回った。出火原因では半数の4件を「放火」が占め、火災種別では「建物火災」が6件で最多。
救急通報件数は前年より539件少ない3541件で、「訓練」「試験」を除くと2314件。通報の内訳は、「救急」が1233件、「火災」「救助」各6件、「その他災害」3件など。「間違い」の72件と「いたずら」の5件を合わせた入電数は、全体の2・2%だった。
救助活動の出場件数は18件で、「水難事故」が最多の9件、「交通事故」3件など。救助人員は17人だった。
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