大磯町の生沢、黒岩地区を流れる谷戸川で活動する「谷戸川渓谷をきれいにする会」が、12月2日(土)に谷戸川クリーンアップウオークと題した清掃イベントを行う。会員が「秘境」と呼ぶ景観を眺めながら、川沿いのゴミを拾い歩く。
同会は、谷戸川の自然を守ろうと町民有志が昨年11月に設立。会長の渡辺道子さん=大磯町西小磯=が5年ほど前に谷戸川の流れを目にし、「大磯にはこんなにきれいな場所があるということを、1人でも多くの人に知ってもらいたい」と、会員と共に月に2回の美化清掃を始めた。
活動場所は、生沢駐在所から黒岩地区に向かって舗装路を登り、人家が途切れた先にある人道橋の周辺。当初は自動車のドアやタイヤ、小型バイクなどの不法投棄物が散乱し、朽木や倒竹が積み重なり沢床に降りることもままならなかったが、清掃を続けることで澄んだ水の流れを間近で楽しめるようになった。
ごみ拾いを組み合わせたウオーキングイベントは初めての試みで、渡辺さんは「大磯の財産でもある谷戸川を見てもらい、感動を味わって」と呼びかける。当日は会の活動について紹介するほか、生沢周辺の歴史解説を通して同地区への関心を深めてもらう。
片道約2・5Kmの山道を往復できる人が対象で、先着30人程度。子どもは保護者の同伴が必要。午前10時までに「いくさわ西の池跡公園」に集合する。歩きやすい服装で参加し、飲み物などは各自で持参する。雨天の際は中止。
申し込みは渡辺さん【携帯電話】080・3015・5608。メール(yatogawasaisei@gmail.com)で応募の際は、参加者の住所、氏名、年齢、電話番号を記す。
集合場所アクセス▽午前9時45分JR大磯駅発二宮駅北口行きバス「月京」バス停から徒歩
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