二宮町は、西友二宮店前の中里四ツ谷交差点に横断歩道を新設する考えについて、「次年度内の設置に向けて取り組みたい」と明言した。13日の町議会一般質問で、露木佳代議員の質問に答えた。
同交差点を巡っては、地区住民が10年ほど前から改良を求めており、町議会は2015年3月議会で、中里地区からの陳情を全会一致で採択。県への意見書提出や、警察機関と町議、町職員らによる現地視察が行われるなど、横断歩道設置に向けた機運が高まっていた。
露木議員は、交差点周辺には買い物施設や地域の拠点となる施設などが集約していることを説明。高齢者や障害者に配慮した交通バリアフリーの観点から交差点を整備すべきと訴え、早急な横断歩道の設置に向けた具体的なスケジュールを聞いた。
町は「地域や議会、警察などと検討を進めるなかで、横断歩道の設置が現実的だと考えている」と見解を述べ、今年の夏から秋にかけて、委託業者の交差点調査と結果を基にした課題整理を実施。年内に周辺住民や施設への説明により合意形成を図ったうえで、17年度中の横断歩道設置を目指すと答弁した。
横断歩道の設置には、交差点内での事故や県道71号秦野二宮線の渋滞悪化、小田原厚木道路方面から流入する車両の抜け道対策など、懸念材料も多い。露木議員は周辺の渋滞対策として、同交差点西側の葛川橋交差点に釜野方面への右折レーンを設けることを提案。西友二宮店とも協力し、右折入店する車両の交通誘導などを徹底していくことなども求めた。
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