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最新号:2010年8月28日号
2010年7月17日号
今年4月、日本初の高校卒業資格が取得できるサーフィンの学校、通信制サポート校「日本サーフアカデミー高等部」が市内酒匂に開校した。校長を務めるのは日本のサーフィン界を牽引し続け、業界ではレジェンドと呼ばれる添田博道さんだ。
通信制高校の強みは学習内容を自分のペースで時間配分でき、効率的に卒業の単位を取得できること。同校では昼間はサーフィンのカリキュラム、波の無い日などにレポートや面接指導など学問的な指導を行い、卒業時には高等学校卒業の資格が取得できる。
生徒たちは、世界オリンピック機構(IOC)に加盟する世界サーフィン連盟(ISA)の国際サーフィンカリキュラムを受けることができる。希望者にはハワイやオーストラリアでサーフトレーニングキャンプを実施するという。
講師には国内外のトッププロサーファー、真木蔵人さんや宇治田みのるさん、サーファー初の市議会議員の征木太郎さんなど、そうそうたるメンバーが名を連ねる。高校中退の経験がある真木蔵人さんの熱い話は人気があるそう。自らの経験から「高校は卒業しておくべきだ」という思いを抱き、サーファーとして子どもたちに響く言葉にのせて伝えている。
また、同校では「先生と生徒」よりも、「仲間」という関係を重要視しているという。海が教室、波が先生。波が立つメカニズムなどを通して理科、社会を肌で感じ、体で学ぶ。サーフィンがしたくて同校で学ぶ生徒たちはモチベーションが高い。「先生、今日こんなことができるようになったんだ!」と話す生徒の目の輝きが印象深い。
現在生徒数は10人弱。転入手続き待ちも数名控えていて、全国から問い合わせがあるという。
「波がないところでパドルしてもしょうがない、いい波が来たら全力でパドルすればいい」と同校スタッフは話す。人生という荒波を軽快に乗りこなすサーファーたちがここから巣立っていく。