小田原署管内の窃盗事件 昨年より150件増加
小田原警察署(小笠原晃署長)は、市内で多発する窃盗事件を受け注意を呼びかけている。
同署によると、管内(小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町)で今年の窃盗の発生件数は5月24日現在で1,012件。昨年の同時期に比べて150件増加しており、そのほとんどが小田原市内での犯行だという。最も被害が多いのは自転車の盗難で231件(前年比+54)発生している。次いでオートバイが92件(+54件)。自動車も19件(+12件)被害にあっている。盗まれた自転車は66%が無施錠で、そのうちの85%はいわゆる「ママチャリ」と呼ばれる軽快車。乗り捨てられていることが多く、簡単に盗まれてしまうという。同署生活安全課防犯係の高木裕一警部補は「施錠する習慣をつけ、2重3重にロックをかけてほしい」と話している。
また空き巣も56件(+19件)発生。そのうち半数近くが鍵をかけておらず侵入されてしまったものだという。高木警部補は「小田原は鍵をかけていない家庭が多い。防犯意識を持って、見通しが悪い窓などは特に気をつけて」と注意を促している。