ホッと癒しのひと時 西湘洋菓子協会が被災地へ
「被災された方の心が少しでも安らげば」。東日本大震災からひと月後の4月10日、西湘洋菓子協会(中島正夫会長)が立ち上がり、宮城県気仙沼市唐桑地区へ洋菓子を届けた。
報徳二宮神社が、唐桑町の早馬神社と連携して支援を呼びかけた縁で同地区への運搬が決まったという。協会加盟10店舗でシュークリームや焼き菓子、デコレーションケーキ1,800個を焼き上げ『きゃとるふぃーゆ』の戸丸幸一さんが現地へ直接届けた。
早朝6時に出発し、避難所3カ所を回った。3歳の子どもの誕生日をケーキでお祝いする機会もあり、笑顔を見ることができたという。現地の様子を振り返り戸丸さんは「テレビに映らない現実を見た。また何かできれば」と声を落とした。