小田原市内66地点放射線量を公表
小田原市は10日、5月30日から6月8日まで測定した市内の空間放射線量率の測定結果を公表した。γ線用シンチレーションサーベイメーター(県政総合センターで使用の測定機器と同型機種)を市内の病院から1機借り受けて、公立の幼稚園、保育所、小・中学校など計55箇所・66地点を地表5cm・50cm・1mの高さで測定。結果は0・03〜0・14マイクロシーベルト/毎時だった(下表左右)。
文部科学省が福島県に示している学校グラウンドの利用判断における空間線量率の暫定的な目安は3・8マイクロシーベルト/毎時。今回の測定結果で最も高かった数値はその30分の1だった。市は今後も頻度や地点を見直しながら、継続して計測していく方針だ。
また、放射線測定器1機の購入費を盛り込んだ補正予算案を議会6月定例会に上程している。納期は10月を予定しているという。
小田原市内放射線量測定結果(5/30〜6/8市内66地点)