神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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西湘地域県政総合センターの所長に就任した 鈴木順(すなお)さん 厚木市在住 57歳

公開:2011年6月25日

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大志を抱く県西の顔

 ○…「まだまだ挨拶回りで忙しくてね―」柔らかな笑顔だがはっきりとした語り口。6月1日付けで西湘地域県政総合センターの所長に就任したばかり。先の東日本大震災で米軍基地の邦人労務管理をするまで、30数年本庁勤めだったという。「こちらは空気が違うね」晴れやかな顔で笑う。「総合センターは地域における県の窓口。もっと気軽に足を運んで活用してほしい」とやる気を漲らせた。

 ○…黒岩祐治新知事のキャッチフレーズ『命輝くマグネット神奈川』に合わせ「西湘地区ならではの引き付けられる何かを掘り起こして観光に結び付けたい」と語る。県西地区の経済は観光中心で回っていると分析。すでに動き出しているのが『箱根ジオパーク』構想だ。地球活動の遺産を見所とした認定自然公園。「一つの資源として、市町村と広域連携してより大きな動きにしていけたら」と大志を抱く。主役は民間や市町村。「行政主体だと行政目線になってしまう。連携することで県民目線になり、還元される政策になっていく。県は縁の下で支えていく立場」と話す。「互いに知恵を出し合っていきたい。1+1が3にも4にもなればいい」と夢は膨らむ一方のようだ。

 ○…趣味は読書。自宅からの電車通勤の時間を活かし週に4、5冊は読破する本の虫。”好物”は司馬遼太郎のような歴史小説だ。「休みがあれば歴史的建造物など見てまわりたいが、連休はなかなか取れない。鎌倉が限度だった」と苦笑い。小田原の北条氏や、頼朝ゆかりの地、箱根などをこれからゆっくりと見てまわるのが楽しみなのだとか。

 ○…「過去に起きた震災の教訓に学ばなくては」。数々の大地震の発生が懸念される県西エリア。「想定外が多過ぎる。マニュアルの根本からの見直しが必要」と語る。防災対策など課題は山積み。県西の新しい顔が、ゆっくりと歴史的建造物を見て回るのは、当分先になりそうだ。
 

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