放射性セシウム 久野・片浦小で許容値超え 土中に埋めて保管 最終処分法は「指示待ち」
小田原市は19日、久野小学校と片浦小学校の2校で、落ち葉で作った腐葉土から国の暫定許容値を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。福島第一原発事故に由来するものとみられ、市は20日と24日に腐葉土を土中に埋める仮処分対応に追われた。
市内の小学校では、授業の一環として腐葉土作りを取り入れている。市教委は8月1日付けで、国の基準が設定されるまで堆肥の施用・生産を自粛するよう市内幼稚園及び小中学校に通達。腐葉土の保管、使用予定について照会をかけたところ、両校と前羽・芦子・大窪・下中小の計6校から回答があった。
その後国の暫定許容値(1kgあたり400ベクレル)が示された事を受け、9月12日に芦子小、10月6日に残り5校の腐葉土を採取。このうち久野小と片浦小で放射性セシウム134、同137の合算で1kgあたり700ベクレル、前羽小で300ベクレル、大窪小で200ベクレルが検出された。不検出の2校はビニールシートで覆い、風雨に曝されない様にしていたが、4校は同様の措置を取っていなかったという。
検出結果を受け、市では「子どもたちの学校生活の安心・安全のため」腐葉土の仮処分を決定。環境保護課、道水路整備課職員らで2m程の穴を掘り、養生シートを敷いた上に袋詰めした腐葉土を並べ、シートで包んだ後、50cm以上の土を被せて埋蔵した。市学校教育課では「現状はあくまで仮処分」とコメント。許容値を超えた腐葉土の最終的な処分方法は「国から指示を待っている状態」と話している。
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