神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

小田原ハイタッチ隊を発案し、活動する ひでひこさん 市内成田在住 31歳

公開:2012年2月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

出会いと笑顔が力の源

 ○…「おはようございます!いってらっしゃい」小田原駅に元気な声が響く。「街に笑顔と元気を」と始めた小田原ハイタッチ隊。19日には第2回を開催した。「30分しか参加できないけどいいですか」と高校生から声が掛かった。一人暮らしのおじいさんにお礼の言葉をもらった。「笑顔って大事。『小田原って楽しい』が『日本って楽しい』に繋がれば。実践あるのみ」。笑顔の輪が広がっていく。

 ○…本業は彫刻家。工房でアルバイトをしながら、自身の作品制作などに励んでいる。幼少の頃は体が弱く、両親に美術館などによく連れて行ってもらった。小学生にして野々村仁清の対の食器の作品が「人が寄り添っているようで可愛く見えた」という。当時から進む道は何と無しに決まっていたのかもしれない。高校、大学、大学院と美術系の道を進むも「自分は何をすべきか」と模索していた。大学院を卒業し「何かをスタートしたくて行った」というインドで衝撃的な出会いがあった。石窟寺院遺跡の入口を目にした時に、自分の作品のコンセプトも形も決まり、作風に大きな影響を受けたという。この時「本気で彫刻家をやろう」と決意した。その後迷いは全く無く「創りたいものが増える一方で時間が足りない」と嬉しい悲鳴を上げる。

 ○…インスピレーションは出会いと経験から生まれるのだとか。ハイタッチ隊だけでなく、様々なイベントなどに積極的に参加する。「色々な事をやっていきたい。彫刻家の前に人間。小手先の技術ではなく、人間性が良ければいい作品も創れるはず。まだまだ修行中です」と謙遜する。「いずれ小田原を世界へ発信し、日本を元気にしたい。『そんなの無理』と言った所で頭打ち。志は高く持ちたい」と前を見据える。折しも一時代を築いた北条早雲と同じ岡山生まれの小田原育ち。早雲のように今一度、小田原に輝きをもたらすことができるか。
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook