鈴木美伸氏が3月23日に市議会議員を辞職したため、公職選挙法第113条第3項の規定により、市長選挙と同時に市議会議員の補欠選挙(定数1)が行われる。市議会議員の補欠選挙が行われるのは2000年以来、12年ぶり。
本紙の独自取材で昨年4月の統一地方選挙に出馬した前市議の檜山智子氏(61)=栄町=と吉田良和氏(40)=小八幡=の2氏が無所属で立候補を予定していることがわかった。
檜山氏は小田原高校卒、津田塾大学中退。03年から昨年まで市議を2期務めた。主な施策として、自然エネルギーにシフトするまちづくり、防災を掲げる。
吉田氏は、西湘高校、中央大学法学部卒。09年3月から今年3月まで神山洋介衆議院議員の秘書を務めた。主な政策として、教育、防災、観光を掲げる。
この2氏のほかに保守派から30代女性の候補者擁立の動きと60代男性の出馬も取りざたされており、1議席を4人で争う激戦になることも考えられる。立候補予定者の事前説明会は4月5日(木)。
なお、ダブル選挙になった00年の市長選の投票率は、前回に比べ、5・96%増加。今回の投票率にも注目が集まる。08年の市長選の投票率は53・93%だった。
市長選挙と市議会議員補欠選挙は5月13日告示、20日投開票。