停滞から飛躍へ【8】 意見広告 不祥事を根絶し、市民の信頼を 大野しんいち
今、市民の安全が危機に瀕している。そんな事態が小田原で進行している。
苦渋の選択
不祥事をことさら書立てることはない。そんな声が聞こえてくる。しかし、事は、市民の安全にかかわることだ。私は断腸の思いで筆を執ることにした。
無視された81名の意思
「4月1日付の人事異動、消防のトップは、訓告と厳重注意という処分を受けた職員が就任した。」私を訪ねてきた消防関係者はこう切り出した。1度は、火災現場で指揮命令系統を無視し市民に負傷を負わせた、消防官にあるまじき行為。2度目は、旅費の不正受給という公務員にあるまじき行為によってとのことだ。こういった不祥事を根絶するため消防職員81名が、昨年8月、市長とのミーティングを要望したが、無視された揚句の人事だ。市民の安全を守るため必死の思いで提出した要望書をどのように受止めたのか。消防部門は今、不安と不満、そして混乱が充満している。
危機管理の崩壊
今、首都圏直下や東南海地震が発生したら、行政のトップ、実働部隊の最高責任者を信頼していない現場の混乱は、目に見えている。信頼の喪失は、命がけの救助や応急対策を不可能にしてしまう。まさに小田原の危機管理は崩壊しているといっても過言ではない。この事態が収拾するまで大災害が起こらないことを祈るのみだ。
足柄上に広がる困惑
来年、消防業務が統一されることになった足柄上1市5町の自治体は戸惑いが隠せない。このようなトップの下に大切な職員を委ねることができるであろうか。困惑に苦吟している首長の姿が目に浮かぶ。
信頼を回復するために
これは、報道されていない不祥事だ。今、市議会も問題視をしている。
私は、ここ数年続いている不祥事の連鎖を断ち切り、一日も早く、市民の信頼を回復する覚悟である。
【次号に続く】
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