旧片浦中校庭で地産地消体験 「食べられる庭」に変身
閉校した旧片浦中学校の校庭が、地元市民らの手によって”美味しく”生まれ変わろうとしている。これは片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクトが主催する「パーマカルチャーガーデン(食べられる庭)」づくりのワークショップによるもの。パーマカルチャーデザイナーの四井真治さんを講師に迎え、今月9日にスタートした。月に1度のペースで周辺環境を整える作業を行い、手づくりの太陽熱温水器を備えた休憩スペースなども出来る予定だ。
24日には校庭の一角を耕し、地元農家らが育てたトマトやナスなどの野菜や、バジル、パセリなどのハーブ類、ポーチュラカなどの花苗が植えられた。参加者は、四井さんから、生育を助けたり、害虫除けになるなど、近くに植えると相性の良い植物について説明を受け、苗の配置を考え、庭の出来上がりを想像しながらスコップを手にした。
約5時間の作業後、校庭は立派な菜園に。参加者からは「あらためて生態系の勉強になった。植物や野菜の生育がとても楽しみ」という声が聞かれた。