城北工高 自動車部 1リットルにかけた夏 エコカー競技大会で優勝
城北工業高校の自動車部が8月に日産自動車追浜工場で行われた「第7回かながわエコカー競技大会」で、燃料1リットルで787・67Kmを走らせ優勝した。
大会に出場する車の製作を始めたのは7月から。不要なものは限界まで排除し、空気抵抗が少なく、軽くなるよう改良を重ねた。部品に、市販のものはほぼ無く、旋盤で金属加工し製作。1つを作るのに2日かかることもざらだった。夏休みに入ってからは丸1日の作業が続いた。白澤敏広顧問は「買いたい部材があっても部費には限りがあった。事情を話すと業者さんが快く譲ってくれた。生徒の努力はもちろん、地域や大人の善意で出来上がった」と話す。車体重量は昨年に比べ半分ほどになった。
当日、唯一の女性部員、飯田南さんがドライバーを務めた。「最初は怖かったが、最後には楽しめた」と大会を振り返る。完走が目標だったが部門分けの無い同大会で一般参加者らを抑え優勝。「まさか優勝できるとは思わなかった」と安藤優太くんはコメントした。
また9月15・16日に行われたHONDAエコマイレッジチャレンジ全国大会にも出場。今度は「リッター1000Km」を目標に夏休み明けの2週間で再び改良に励んだ。結果は147チーム中13位だったが、リッター1164Kmを走らせた。「入賞には届かなかったが満足」と部長の坪野惣一くんは話した。
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