お城通り地区再開発 市事業協会と協議開始 駐車場施設ゾーンの管理者選定
小田原駅前の三大案件の一つ「お城通り地区再開発事業」。2014年度の供用開始を目指し、小田原市が選定を進めてきた駐車場施設の管理・運営事業者がこのたび、一般財団法人小田原市事業協会に決定した。市と同協会は、基本方針を基に事業化に向け、協議を開始する。
1984年にスタートした同地区の再開発事業。市では2008年の市長選後から、商業施設が中心の広域交流施設ゾーンと、公共施設を含む駐車場施設ゾーンの事業化に向け、10社以上の民間事業者に対して意向調査を行ってきた。
今回の選定理由について市街地整備課では、駐車場施設の整備に意欲的な民間事業者がいなかったこと、長期的な施設管理に必要な、管理・運営の実績やノウハウを持つ団体として、同協会がふさわしいことなどを挙げている。
また、事業者の選定作業と並行して進められてきた通りの緑化歩道整備事業については、「取得すべき用地の約6割の購入が済んでおり、順調に進んでいる」とコメント。用地取得をした同事業の対象敷地内の店舗は、8月末までに撤退が完了しており、早ければ9月末から取り壊し作業が行われる。
駐車場施設ゾーンは、市民サポートセンターや女性プラザなどの公共施設と350台程度の収容を見込む駐車場施設が含まれ、13年度中の着手を目指す。工事着工までは引き続き臨時駐車場用地として利用される。整備にかかる事業費は事業計画等の策定にともない決定する見込み。
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