9月29・30日に開催されるODAWARAえっさホイおどりの実行委員長を務める 小関 康一さん 市内国府津在住 33歳
謙虚なコーディネーター
○…「ODAWARAえっさホイおどり」は、商工会議所青年部が立ち上げ、今や小田原の秋の祭りの代名詞にまでなった。9月29・30日に開催される14回目から実行委員長として指揮を執る。「祭りの立ち上げから関わる先輩が残してくれた良いところを損なうことなく維持したい」と抱負は至って謙虚。それでも「不安だらけ。早く終わればいいのに」と時折本音も見え隠れする。自らを「調整役」と位置づけ、踊り手や大学生ボランティアがえっさホイの魅力に浸れるよう、差配に心を砕く。
○…市内扇町の生まれ。幼稚園の退学(退園?)は、「ひねくれていた」という幼少時を象徴する武勇伝と果たして言えるだろうか。そんなひねくれ者が、強いられたわけでもなく「自然と」法律の勉強をしたいと思い、父の背中を追ったのも、ひねくれ者のなせる業なのか。現在、父が所長の行政書士事務所で共に働くその姿は、誰の目にも素直な好青年にみえると思うのだが、それもひねくれた姿なのだろうか。
○…中学時代からはまっているカメラ。最初は鉄道を収めることが目的だったが、だんだんと撮影そのものに魅かれていく。中学3年生の時に購入した愛用のフィルムカメラを今でも大事に使用している。デジカメ全盛の時代、未だにフィルムにこだわり、好きな風景を求め、撮り歩く。「(風景は)一瞬として同じ景色がないから。(フィルムは)すぐに結果がわからないところ」が魅力なのだとか。
○…中学から市外へ進学したことで、同世代の友人知人が少なかったことが、街に溶け込むのにコンプレックスになった。その輪を広げてくれたのが、会議所青年部であり、えっさホイおどりの活動だった。「知り合いが増えて嬉しいです」と恥ずかしげに目を細める姿は、ひねもしない、素直な好青年に映った。ちなみに現在は国府津で1人暮らし。将来の伴侶となる佳き人を募集中とのことだ。
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