三の丸小 おやじの愛が結集 イベント用具も手作りで応援
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2012年9月29日
エリアトップへ
笑いが絶えない親父の集まり
市内本町の三の丸小学校（栁下正祐校長）に「おやじの会」が発足された。
発起人はＰＴＡの小林泰一郎会長。「学校行事に参加できる父親は多くない。おやじの会があれば、学校や子どもの様子もわかる」と会長就任時に思いついたという。仲の良い人から声を掛け賛同者を集めた。現在は19人のメンバーが在籍する。学校側の理解も深く、懇親会には校長や教職員も参加する。今では母親からの参加要望もあるが女人禁制。「男だけでやった方が面白い」と小林さんは笑顔を見せる。
９月12日には、10月に行われる「三の丸わくわくフェスタ」で使用するスマートボールを作成した。例年はレンタル品を使用していたが、同会の杉山宗史さんが「どうせなら作ってしまおう」と企画した。懇親会以外では初めての活動となったこの日は、かまぼこ屋を経営する杉山さんの倉庫に集合。おやじたちは、それぞれ道具を持ち寄り、塗装した合板に手際よく釘を打ち、スマートボール台を作成していった。杉山さんは「その都度できる人ができる時に、やれる人がやれる事をやればいい」と活動の意義を語った。
笑い声の絶えないおやじの集まりは「子どもが卒業することで、自分が参加できなくなるのが寂しい」との声も挙がっていた。
