相洋高校和太鼓部 2年連続、手にした全国 県で準優勝の県教育長賞
相洋高校和太鼓部(小林悟顧問)が、昨年12月に行われた第23回郷土芸能発表会で、和太鼓部門の準優勝にあたる「県教育長賞」を受賞した。同部は今年7月から行われる第37回全国高等学校総合文化祭・長崎大会に県代表として出場する。2年連続8回目の全国大会出場となる。
大会には2年生13人が出場し、「荒波」「花守(はなもり)」の2曲を披露した。「荒波」では太鼓を横に向けて打つ「横打ち」で、体全体を使って荒々しい波の様子を体現。一方で「花守」では笛や太鼓など各パートのソロ演奏で明るい曲調を表した。小学5年生から和太鼓を続けており、大会ではセンターポジションを務めた小笠原彩文(あやみ)さんは「誰よりも目立つ分、誰よりもきれいに打つことを意識した」と振り返る。
部長の百冨(ひゃくとみ)祥吾君は「プレッシャーの中で全国をつかめた。相洋らしさを全国のお客さんに見せて、先輩に続けるよう優勝を手にしたい」と闘志を燃やす。小林顧問は「ミスも少なく、崩れることもなくベストを尽くせた。夏に向けてチーム力を上げて精進したい」と話した。
全国大会は、7月31日から長崎県の島原復興アリーナで行われる。