身近な疑問を研究に 白梅LCと早大が科学コンテスト
毎年、科学コンテストを主催する小田原白梅ライオンズクラブが、早稲田大学の名教授を講師に招き、市民会館で中高生向けの講演会を開催した。今年から、同大学の全面協力で行われて実現したもの。6月22日には画家の薮野健教授が、23日には映画監督の安藤紘平教授が登壇。作品づくりのエピソードを交えながら、科学への学問的なアプローチを語った。
あいさつに立った門松正会長は「早いうちからトップクラスの学問に出会うことで、中高生の探究心や思考力を養成していけたら」と述べた。また、加藤憲一市長は「なかなか聴くことができない貴重な機会。芸術や命などの観点から社会をみていくことが、今後ますます重要となっていく」と話した。
自身の中高生時代を振り返り、「美術の成績はとりわけ良くなかった」と語る薮野教授に、高校生からは進路についての相談も上がった。小田原高校1年生の高宮あまねさんは「色々なことに興味があり、理系に進むか文系にするか迷っていました。薮野先生にどちらもやると良いと言われ、自信がつきました」と感想を話した。講演会後にはヘリウムとクリプトンを使った実験を例に、身近な疑問を研究し発表する科学コンテストプログラムの説明が行われた。
同プログラムでは、9月の作品募集に向け、大学研究室が中高生をサポートする。7月15日(月・祝)に予定されている早稲田大学理工キャンパス見学ツアーでは大学施設での試作や実験なども行うことができる。問合せは小田原白梅LC【電話】0465・23・8123。
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