神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

第23回参議院選挙の比例選でみんなの党から出馬して当選した 井上 義行さん 市内栄町在住 50歳

公開:2013年7月27日

  • X
  • LINE
  • hatena

這い上がる父、国政へ

 ○…「本当に長かった」。背水の陣で臨んだ第23回参議院選挙の投票締め切りから11時間後の22日午前7時。事務所に集まった約50人の支援者を前に本音を絞り出すと、込み上げてくるものを抑えることはできなかった。2度の衆院選落選を乗り越え、叩き上げの政治家が誕生した瞬間は、支え続けた家族と支援者の温かく、大きな拍手と歓喜に包まれていた。

 ○…「どうせ散るなら夏に散ればいいじゃない」。昨年末の衆院選で辞めるつもりだった自身の背中を押したのは、妻の一言だった。「口には出さなかったが、2度の落選で、子どもたちも傷付いたことが多々あったと思う。だから今回の当選は『執念』」と一言で表現した。「努力すれば報われる人生、挫折を味わった時こそ、子どもたちにはこの瞬間を思い出してほしい。這い上がる父の強さを少しは見せつけられたかな」。3人の子の成長を思い、はにかんで見せた。

 ○…行政改革、地域の活性化など、国政で着手したい政策の中でも特にこだわりを見せるのが「拉致被害者問題」。「真っ先に取り組みたい」と言い切る。その裏には、第一次安倍内閣の総理大臣筆頭秘書官として、積極的に汗を流してきた経験があるから。「外務省などから現況を聞き、過去に培った経験を掘り起こしながら解決を目指したい」と語る言葉にも力が入る。

 ○…「その時代にあった政治家が選挙で選ばれる。今は『乱の時代』、だからこそ必要とされた。当選はまさに運命」と今回の選挙を振り返る。1500回を超える小田原駅西口での朝のあいさつ運動は、今ではすっかり自身の代名詞。「いつもあいさつしてくれる高校生たちも当選を喜んでくれた。だからこそ、国会議員になっても時間が許す限りあいさつ運動は続けていきたい」と意気込む。票を投じた4万7756人の期待と故郷への恩返しを胸に、国政に乗り込むその目は輝きで満ちていた。
 

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook