松下さん十種で関東制覇 小田原高出身・400m障害も2位
小田原高校出身の松下祐樹さん(順天堂大学4年)が、5月の関東学生陸上競技対校選手権の十種競技で優勝、400m障害で準優勝の活躍をみせた。
十種競技は100mや走り幅跳び、投てきなど2日間で10種目の競技を行い、総合得点で競う。昨年・一昨年と同大会で3位だった松下さん。「表彰台の一番低いところから1位の人を見ていた。4年生として最後に勝つことができて良かった」と笑顔をみせた。2種目めの走り幅跳びで捻挫し、痛み止めを打ちながらも初日は自己ベストを記録、3位につけた。迎えた2日目、苦手な投てき種目を冷静にしのぎ2位で9種目を終了。最終の1500mで「(トップの選手に)7秒差をつければ勝てる」ところ、9秒差をつけ大逆転。総合得点7330点、2位とは14点差という異例の僅差で頂点をもぎ取った。
400m障害は「今年から始めた」という松下さんだが、6月に行われた日本選手権でも決勝進出(決勝は8位)。昨年・一昨年と十種競技でエントリーするも、けがで断念した同大会を「日本のトップクラスの速さを肌で感じた」と振り返る。
9月に控える全日本インカレには「学生で日本一をとりたい」と意欲的だ。
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