灯籠(とうろう)に込めた250の想い 仙了川で流灯まつり
市内曽比の仙了川で8月16日、灯籠を流して先祖を供養する「流灯(りゅうとう)まつり」が行われた。
今年で17回目を迎えた催しには、多くの地域住民が参加。先祖供養や家内安全のほか、それぞれの想いを記した約250個の灯籠を流した。灯籠は、まつり保存会のメンバーと地元の子どもらが7月下旬から8月上旬にかけて製作。『サッカーがんばる』と書いた灯籠を持参した荒川佑斗くん(8)は、「作るのも、流すのも楽しかった。来年もぜひ参加したい」と笑顔を浮かべた。
川の美化でまつり継続
仙了川では毎年7月、地域住民がボランティアで清掃を行う。今年も7月15日に、自治会やまつり保存会のメンバーら約50人が参加し、川岸の草刈などに汗を流した。
保存会の小林三十四(さとし)会長(71)は、「日頃から地域のみんなで川をきれいに保ち、風情ある行事も続いていってほしい」と話した。