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10月はピンクリボン月間 乳がんの早期発見について 湘南藤沢徳洲会病院 医療レポート【14】
1994年以降、日本女性の「乳がん」罹患率は総てのがんを押さえ第1位になっている。数年後の国内罹患は5万人に達すると予測されている。
先進国の乳がん死亡率が減少する中、日本は逆に増加傾向にある。その原因はマンモグラフィ検診(乳房のX線撮影)受診率の低さだ。欧米の導入に遅れ、日本では04年にようやく厚生労働省が「40歳以上の乳がん検診は視触診とマンモグラフィを併用すべき」との指針を発表した。しかし現在でも日本のマンモグラフィ検診受診率は12〜13%程度に留まっている。
マンモグラフィの利点
専用の撮影装置=写真=で乳房全体を撮影することで、脂肪や乳腺組織、わずかな病変を発見することが可能になる。マンモグラフィの利点は「しこり」になる前の早期がんが発見できることだ。これは触診では分からないことで「しこり」に気づいた時点で大きさは2cm位になっているという。乳がんは早期発見できれば、ほぼ完治が可能で、大事なことは自覚症状の無い早期「がん」を発見すること。マンモグラフィは小さな乳がんを見つけるのにとても優れた機器だ。
検診を受ける際の目安として、日本では「マンモグラフィ検診精度管理中央委員会」が認定する施設・読影医師・放射線技師が揃った施設での検診が望ましいとされている。湘南藤沢徳洲会病院はこれら3認定を取得している。同院では「早期発見ができれば、手術も部分切除で済み、乳房を残すことも可能です。そのためにもマンモグラフィ検診を活用して欲しい」と呼びかけている。■乳がん検診に関する問合せは同院へ。
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