「推譲」にふれて 12月22日 スイスを知ろう会
長年に渡り中国の研究生を受け入れている市内南町の報徳博物館に、初めてスイスから留学生が訪れている。
チューリッヒ出身のジュディス・レンヘルさん(28)は、スイス日本商工会議所の奨学金留学生として今年4月に来日。仕事に就きながら日本語学校へ通い、10月から報徳博物館で二宮尊徳の思想を学んでいる。特に興味をもっているのが「推譲」の精神。求職中に見ず知らずの人から助けてもらった経験から「ウインウインやギブアンドテイクと同じグループだけど違う、日本オリジナルの精神」と話す。
レンヘルさんは芸者文化をつづった映画『SAYURI』の原作を読み、日本に関心を持ったという。夢は永住。日本の伝統的な考え方や文化にも興味をもち、茶道にも励んでいる。
レンヘルさんが日本とスイスの共通点や違いについて語る「スイスを知ろう会」が、12月22日(日)に報徳博物館で開催される。午後2時〜、入場無料。問合せは同館【電話】0465・23・1151。