2013年火災件数 建物火災が8件増 年末年始の予防呼びかけ
今年市内で発生した火災件数が昨年同時期より2件多い、47件(12月15日現在)となっていることが本誌の調べでわかった。特に建物火災は昨年より8件多い34件となっていることから小田原市消防本部(本多高弘消防長)予防課では年末年始を前に注意を呼びかけている。
同課によると建物火災の原因は放火(疑い含む)が最も多く10件。電源コードの断線などによる電気機器・装置4件、こんろ3件と続き、その他・不明・調査中など24件。34件の建物火災のうち9件が全焼で、死傷者は19人となっている。
例年、放火(疑い含む)はごみや街角のポスターに火をつけるケースが多いという。予防法として家の周りに古新聞や段ボールなどの燃えやすいものを置かないことや、ごみは夜出さず指定の日の朝に出すよう訴えている。担当者は「(冬場は)鍋などでカセットコンロを使用する機会も増えてきます。使用前の点検をしてもらい、取り扱いには十分注意してほしい」と話している。また2011年6月からすべての住宅に設置義務のある住宅用火災警報器も火災予防につながることから取り付けの徹底を呼びかけている。今後も同課では、大型商業施設を対象にした消防長特別査察など、歳末火災特別警戒を実施。継続的に火災予防を周知していく。
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