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「いっさい食べられない」とあきらめないで 医療レポート足柄上病院シリーズ16 食物アレルギーと向き合う 専門医・奥典宏医長に聞きました

公開:2014年2月22日

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奥典宏・小児科医長
奥典宏・小児科医長

 近年、乳幼児を中心に増加傾向にあるという「食物アレルギー」。今回は足柄上病院小児科医長で日本アレルギー学会専門医の奥典宏医長に話を聞いた。

 小児の食物アレルギーは、3大アレルゲンと呼ばれる卵・乳製品・小麦が大半。成人では甲殻類やそば、ピーナツ等が多くなり、食物と運動の組み合わせで発症するケースもあるという。「アレルギー反応は、まず口の周りが赤くなり、そこから全身へ広がる・咳き込む・嘔吐するなどの症状があります。ゼェゼェ、ぐったりが出たら危険信号。放置せず、医療機関へ問い合わせてください」と奥医長。

 同院では食物アレルギーを問診と皮膚テスト、血液検査の結果をもとに特定し、そこからアレルギーが疑われる食物をどの程度摂取できるかをみる「食物負荷試験」を日帰り入院で行っている。2013年は延べ約400人が負荷試験を行った。「摂取量は医師が検査結果や経験をもとに見極め、患者さんに合わせて少量から段階的に食べてもらいます」。試験は強いアレルギー反応が出ても対応できるように、医師がそばにいる状態で行う。「食べられる量のおおまかな目安がわかるので、お子さんがその食物をまったく食べられないと思い込んでいた親御さんに喜んで頂いています。QOL(生活の質)を上げるお手伝いをしていきたい」。

 また乳児期に湿疹が強い人は、後に食物アレルギーが発症しやすい傾向があるという。「早期の受診で発症が抑えられたり、年齢と共に症状が改善していることもある。病院で正確な判断がしてもらえるので、お気軽にご相談を」(奥医長)。

取材協力・県立足柄上病院

地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立足柄上病院

神奈川県足柄上郡松田町松田惣領866-1

TEL:0465-83-0351
FAX:0465-82-5377

http://ashigarakami.kanagawa-pho.jp/

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