有事に架ける橋 成田の応急資材備蓄基地
災害などで橋が使用できなくなった際に、仮設で架ける橋梁が市内成田の応急資材備蓄基地に保管されている。
橋梁は長さ10mのものに2mずつ繋ぎ合わせ作られる。現場に合わせて最長60・3mまで伸ばすことができるので、酒匂川でも対応が可能。幅は車道3・5m、歩道1・5mで、災害時には業者に発注し重機を使用して組み立てる。
以前使用していた旧備蓄基地(県小田原土木事務所道路応急復旧用資材備蓄基地/成田764付近)は、住宅街の中にあり、大型車通行の規制があるため、大きな資材を運ぶのが困難だった。そのため昨年9月30日に完成した、同じく成田の片側2車線、国府津穴部線沿いの新しい備蓄基地に、現在大きい仮設橋梁や資材の搬入、移動が進められている。
備蓄基地には橋梁の他にもガードレールや通常業務で使用するコンクリート製の側溝などが備蓄されている。旧備蓄基地は今後、小さな車でも運び出せるものを置くなど、続けて使用していく予定。
問い合わせは小田原土木センター【電話】0465・34・4141。