神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

小田原ブックマーケットを主催する 牛山 惠子さん 市内南町在住 46歳

公開:2014年6月28日

  • X
  • LINE
  • hatena

人をつなぐ「編集者」

 ○…まちなかのお店やカフェが、一日だけ小さな古本屋さんに。店主が大切にしてきた本や、こだわりの本が店先に並ぶ。昨年11月は初めての開催にも関わらず、開店から客足が途絶えることはなかった。「本を好きな人がこんなに大勢いるんだ」。本を手にとり、のんびりと楽しむお客さんの姿をみて実感した。迎える2回目、参加店は3倍以上に増え、公募したボランティアが運営をサポートする。「本を通じ、人やモノ、コトが集まるイベントにしたい」。出会うことの面白さを込めて、「ブックマーケット」と名付けた。

 ○…図書館や神保町の古本屋街が遊び場だった生粋の「下町っ子」。「お江戸の香りがする」小田原を、生まれ育った浅草橋に重ねる。生活の中に歴史の趣を感じる板橋の街並みが特にお気に入りで、自然と心がほっとするのだとか。本を探しにまちなかを散策することで、小田原の魅力を満喫してもらうことも、ブックマーケットの狙いだ。

 ○…アートや文化、教育の分野を中心に、専門誌やWebなどの編集者・プロデューサーとして活躍している。結婚して20年、産休の半年間以外は仕事を続けてきた。多忙さを感じさせず、快活な笑顔に満ちた表情は、探求心に溢れる「少女」のよう。一方で、休みの日には息子さんのスポーツを応援する、たくましい「お母ちゃん」でもある。

 ○…栄町の旧三福でも、2年前からデザインや働き方、文学などアイデアを刺激する本を集めた本棚を常設している。ゲストを招き、本を媒介にお互いの思いや価値観を語り合うトークイベントなども企画。新しい世界を発見することで「暮らしをより豊かにできれば」と、人と人をつなぐ。一番好きな作家は宮沢賢治。『銀河鉄道の夜』には、結論を出せず未完のまま生涯を終えた、賢治の正直さを感じている。「人に本を勧めるのは、自分の内面をさらけ出すみたいでドキドキしますね」。穏やかにはにかんだ。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook